2018年11月19日:復興庁「復興・創生インターン」成果発表会に参加してきました。

こんにちは。

シグマライズの税理士の山本三四郎です。

先日、復興庁が主催する「平成30年度夏期の実践型インターンシップ成果発表会」に招待されたので行ってきました。

復興庁は、「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」の1つとして、「復興・創生インターン」という取り組みを行っています。
「復興・創生インターン」は、岩手県・宮城県・福島県の被災地企業を対象とした実践型インターンシッププログラムで、単なる就業体験に留まらず、被災地企業が抱えている課題に対し、学生が経営者と協働して解決に取り組み、学生のキャリア観の醸成や課題解決能力の向上を図ることを目的に行われています。

今回の「平成30年度夏期の実践型インターンシップ成果発表会」では、平成30年夏季に「復興・創生インターン」に参加した学生の中から代表となる学生たちがインターンでの成果を発表しました。

岩手県釜石市でお弁当の製造販売企業の「新商品開発プロジェクト」に参加した学生は、東洋大学の国際地域学科に在籍しており、大学での学びを実践経験を通じてより深く理解すること等を目的にインターンに参加したそうです。また、被災地企業へのインターンに毎年参加しており、今回で3回目の参加とのことでした。
「復興・創生インターン」は、約1ヶ月という短期間で、企業から与えられるプロジェクトを実施していくことになり、「新商品開発プロジェクト」も約1ヶ月で新商品案を考え、かたちにし、発売まで行うことになります。
この学生は、「マーケティング」⇒「商品開発」⇒「食材調達」⇒「売り場作り」⇒「広報」⇒「発売」⇒「改善」まで、スケジュール決めて実施し、学生が開発した新商品は現在でも岩手駅構内でも販売されているそうです。

プロジェクトは、1から10まで全て学生が経営者と協働して進めていくわけではなく、コーディネート機関がプロジェクトの進捗や経営者との協議のサポートをしてくれます。コーディネート機関がインターン先の企業とは別にいて、学生がサポートを受けることができるというのも「復興・創生インターン」の特徴です。

「平成30年度夏期の実践型インターンシップ成果発表会」では、2019年春季に予定されているインターンプロジェクトの発表も行われました。プロジェクトは、私が聞いてもとてもワクワクする内容のものが多く、業種も水産業、観光業、小売業等幅広く、職種も企画・商品開発、販売・接客、マーケティング・広報等様々です。プロジェクトの紹介には、「海外出張あり!?」というプロジェクトもあり、もしかしたら海外ビジネス経験も得られるかもしれません。

「復興・創生インターン」は給与は出ませんが、現地での宿泊費用はかかりませんし、コーディネート機関のサポートも受けられ、インターンを通じて被災地企業を盛り上げるといった志のある全国の学生と交流することもできます。
「復興・創生インターン」の2019年春季のエントリーの受付は12月中旬まで行われていますので、興味のある学生は一度どういったインターンプロジェクトがあるかだけでも見てみてはいかがでしょうか。

<2019年春季 復興・創生インターン>
「https://jinzai.reconstruction.go.jp/intern/」

  1. 登録されている記事はございません。